p.o.v

Speak Gibberish out loud!!

You make it better, better, better, better

 

全然悲しくなかったはずなのに

音楽を聴いていたらなんだか心がつんとして

涙がどっと出てきた。

 

感情って、

いつの間にかポケットに溜まっている

 

そのポケットの存在を忘れている間

そのポケットの中身も忘れている

 

いつも同じ場所にあるわけではないような

時にそのポケットの中身は空っぽだったりもするような

 

そんなポケットが私には無数にあるんだろうと思う

 

ーーー

 

そっか

守られたいんだ

守ってほしいんだ

一人で生きるのは、不安なんだ

 

不安だから、一人で生きられるようにならなくてはと思ったんだ

 

どこの国でも、どんな環境でも、通用する人間になりたいと思ったんだ

その場に適用できる人に、なろうと思ったんだ

 

だから「いろんな文化を知りたい」と言って

いつも一人で無茶な出かけ方をしようとしていたんだ

 

強がった

一人でいようとした

他の人なんていなくても、大丈夫

仕事ができれば、生きていける

自分の力でお金を稼げれば、生きていける

 

一人になろうとした

一人で生きるのが不安だから、

一人になろうとした

不安だから、

強くなろうとした

 

だけど

不安は消えなかった

というか

強くもなれなかった

 

二つの反するポリシーが同居した

一つの会社に留まっていたら、スキルが偏るからダメだと思いつつ

どうしても安心する場所から出ていく気にもなれず

そんな自分をダメだと思っていた

 

一人で出かけていきたかったのを

友達に止めてもらって

本当はどこか安心していた

 

この知っている建物の中にいられる

知っている場所で知っている人達とともに呼吸し、眠れる

 

そういえばあの頃は一人ではできないことばかりで

大人に頼るしかなかった

 

実は今も

そのレベル感が違うだけで

ほとんどのことは一人でできないと感じている

 

あの頃も今も

私は一人では正しいものを選べない

私は一人では重要なことに気づかない

私は一人では損をする

 

私は一人では、破産するかもしれない

私は一人では、健康を害するかもしれない

と恐れている

 

あの頃は、できなかったら、泣いた

大声で誰かを呼んだ

 

誰のことも呼んではいけないと思っている

 

おおっぴらには呼べないから

助けて欲しいとき

誰かにささいなメッセージを送る

ちょっとやりとりすると、安心する

 

私は一人ではいろんなことができないと思っている

でも、

私は一人でそれをやらないといけないと思っている

大人なんだから、と。

 

でもそれでも、

まだ「子供」の私が周りの「大人」を見ていることがある

周りの人たちは自分よりもずっと大人に見えるんだ

この人たちを頼れば大丈夫かもしれないって思うんだ

 

だけど、頼るものか、とも思うんだ

一人でやりきらなきゃ

 

私はおそらく、大人になる方法を間違えている